簡単に始められて、釣って食べても美味しい魚が太刀魚です。
太刀魚の釣り方と言っても、ワインド、テンヤ、ショアジギングと様々ありますが今回は電気ウキを使った夜釣りを紹介したいと思います。
太刀魚を釣ってみたいんだけど、何を揃えていいか分からないし釣り方もよく分からないから色々と詳しく教えて欲しい。
この記事では太刀魚の夜釣りに必要な道具や仕掛けの仕方、太刀魚の釣り方と細かく説明していきます。
太刀魚釣りのシーズン
僕の良く行く和歌山の波止では、6月頃から小型が釣れ始め9月〜11月が最も良く釣れるシーズンです。
2月から5月にかけても、全く釣れないわけでもないので年中を通して太刀魚は釣れます。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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◯ | △ | △ | △ | △ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
12月〜1月になると、数は釣れなくなりますが大型の太刀魚を狙うことが出来ます。
ドラゴン級を狙うならこの時期ですね
太刀魚が釣れやすい時間帯
太刀魚は夜行性の魚なので、釣れる時間帯は夕マズメから朝マズメが釣りやすいです。
明るくなると太刀魚は沖や深場に行くので釣るのが難しくなります。
最も釣れやすい時間帯は朝マズメの1時間前後。
太刀魚に限らずですが、1日の捕食の7割は朝マズメに済ませるらしいです。
夕方になると沖から岸の方に近寄ってきて、活発にエサを捕食するようになります。
電気ウキを使った夜釣りは待ちの釣りですが、ウキが沈んでからアワセるまでの駆け引きが楽しいんです
太刀魚のウキ釣り仕掛け
ロッド
それでは、順を追って堤防からの太刀魚を釣る仕掛けを紹介していきたいと思います。
ロッドは遠投用の磯竿で3号の5m前後の長さが汎用性も高く扱いやすいです。
リール
リールは4000番で、ギア比はノーマルギアが餌釣りにはオススメですがライトショアジギングと併用するならHG(ハイギア)タイプを選ぶ方が良いですね。
道糸
こちらのラインは、500m巻かれてるのでコストパフォーマンスに優れています。
安物のラインはすぐに切れるイメージですが、こちらの商品は簡単に劣化したりしません。
①ウキ止め
ウキ止めにはゴムタイプのもありますが、投げる際にガイドに引っかかるので僕は糸タイプのウキ止めを使用するようにしています。
②シモリ玉
③電気ウキ
電気ウキは3号で大丈夫です。
予備の電池も必ず持っていくようにしましょう。
電池がなくなってしまえば、ただのウキになるので
④遊動スイベル
こちらは道糸に電気ウキを繋げるために必要なものです。
⑤からまん棒
電気ウキ下に取り付けることによって、投げたときに仕掛けとウキが絡まるのを防いでくれます。
⑥ケミホタル
ケミホタルのサイズは75か100でいいです。
緑、青、赤と様々な色がありますが、基本色は緑ですね。
⑦中通しオモリ
電気ウキが3号なのでオモリの重さは、2号か3号で。
⑧サルカン
道糸と市販の太刀魚の仕掛けを繋ぐものです。
⑨太刀魚の仕掛け
普段からエサを水平にセット出来る2本針を使用してますが、そこはそれぞれ好みがあると思うので。
太刀魚の仕掛け(全部入り)
こちらのセットを購入すれば、ロッド、リール、エサさえあれば太刀魚を釣ることが出来る仕掛けセットになります。
色々と揃える必要もなく楽なのですが、何かあった時に予備がないので面倒じゃなければ個別に購入する方がいいです。
太刀魚のエサ
エサはキビナゴかサンマの切り身を使用するのが一般的です。
その日によって、エサの違いで食いの良さが変わったりもします。
太刀魚の釣り方
- ウキ止めから針先までの長さを調整します。最初は1.5ヒロ程の長さで(約2mほど)
- エサを針にさしたら投げます。
- 着水したら糸ふけを取りウキが立ったら仕掛けが沈んだ証拠です。
- 待ちます。
- 風や潮の流れでウキが流されてしまったら、回収して投げ直すようにして下さい。(隣に釣り人が居る時は特に注意)
アタリが出たら
ウキに異変があってもすぐにアワセるのはダメです。
じっくりと時間をかけて太刀魚がエサを飲み込むまで待ちましょう。
スーッと深くまでウキが沈んだら余分な糸ふけをゆっくり取り、アワセるようにして下さい。
僕はこれが苦手なんです。
上手くアワセられるのは、2割程度でしょうか笑
太刀魚の取り込み
太刀魚の歯は鋭いので素手で針を取ろうとするのは危険です。
こちらのハサミで太刀魚を掴み、そのまま締めることも可能なので便利です。
ハサミでホールドしたらプライヤーで針を外すようにして下さい。
気付けば手が血まみれなんてことも
まとめ
夜釣りでのウキ釣りは、ルアーと違ってのんびりとアタリが出るまで待つ釣りになります。
しかし、アタリがでると空気も一変し何とも言えぬ緊張感。
なかなか針がかりの難しい釣りですが、ロッドに重みが乗った瞬間の達成感は本当に嬉しいものです。
この機会に是非、ウキ釣りをマスターしてドラゴン級の太刀魚を狙ってみて下さい。