「新しいリールorロッドが欲しいけど、欲しいモデルが少し高くて手が出ないな。けど、中古なら何とか買えそう。」と思ったことはありませんか?
しかし、リールにしろロッドにしろ中古で購入する時には注意点がいくつかあります。
今回の記事では、そんな注意点を紹介するのと実際に僕がフリマサイトで購入した釣具の失敗談も含め紹介したいと思います。
こんな方にオススメの記事です
- 中古釣具(リール、ロッド)を購入する時に気をつけるポイントを知りたい。
- 実際に中古釣具はお得なのか?
中古釣具を手に入れる方法
- 中古品を扱う釣具店
- メルカリ、ヤフオクなどのフリマサイト
- 知り合いや友人から
中古釣具を手に入れる方法はいくつかありますが、この中で中古釣具を購入するのがオススメなのが①、③になります。
それは実際に手に取って状態を確認出来るからです。中古であるからこそ、ちゃんと触って見て確認する必要が大切です。
ロッドやリールに関して、②のフリマサイトから購入するリスクは、相手が今までどんな使い方をしてきたかも分からず、本来の状態よりも少し良い伝え方をすることも少なからずあるでしょう。
出品されてる商品の全てがそうではないですが、相手を知ることが出来ないと言うリスクはあるので、購入するならばそれを踏まえた上で検討する必要があります。
画像だけで状態を判断するのは、到底無理な話です。
しかし、①の店舗であれば手にとって状態を確認することも出来ますし、スタッフに状態を詳しく聞くことも出来るので安心出来ますよね。
③も知り合いや友人からなので、使用頻度や状態なども詳しく知ることが出来るので安心です。
某フリマサイトで購入したリールの失敗例
ストラディックci4+ 2500S「新品購入後、使用回数10回未満」を多少の質問をして購入したのですが、実際に手にとってハンドルを回してみると何か違和感。
スプールを外してみたら、、、
中に大量の砂利!?
恐らく、バス釣りかトラウトで使用してた時に水没させた感じのリールでした。
勿論、そんなことは一切紹介文に載せられていません。
一通り掃除をして、軽めのメンテナンスをしてあげると使用するには特に問題もなく、今でも現役のエギングリールとして活躍してくれてるのですが、フリマサイトなどで購入すると言うことは相手を知ることが出来ないリスクがあるとだけ覚えておいて下さい。
中古釣具におけるメリットとデメリット
メリット
メリットは何と言っても価格です。
新品で購入出来る価格の予算で、中古ならワンランク上の釣具を購入出来る可能性もあります。
状態が良いものであれば、間違いなくメリットですよね。
他にもメーカーで廃盤になった釣具を探すのも中古でしか見つけることが出来ません。
デメリット
シマノ、ダイワのリールやロッドには、パーツの供給期間が設けられており、生産終了から6年間となっています。
なので、あまりに古い釣具を購入して修理をメーカーに頼もうとしても部品が無ければ修理が出来ないと言うことになるので覚えていておいて下さい。
もう1つ、メーカーの修理を受けれないのがカスタム化された物です。リールだと社外品のパーツを使ったりしているとNGですね。
中古釣具を購入する時に気をつけるポイント
中古ロッドの選び方【購入する時の7つのポイント】
こちらでは、店舗や知り合いから購入する前提でのポイントを紹介していきたいと思います。
ロッドと言うのは使用していると「ヘタれ」てくる物なので、明らかに使用頻度が高いロッドは知り合いからでも購入を避けるべきです。
①最先端のトップガイドは詰められていないか?
トップガイドが折れてしまい、最先端に別のトップガイドを入れて修復された物もあったりするので注意しなければなりません。第2ガイドとの距離が極端に狭かったりするのは修復した可能性が高いです。
②ガイドが傷付いたり欠けたりしていないか?
ガイドの傷みや歪みはキャストする時に、ラインを痛める可能性や変に擦れてキャスト距離が落ちるなどのデメリットがあります。
③ガイドに錆はないか?
釣行後、ロッドをしっかり洗ってないと塩が残り錆の原因となります。錆てしまった部分があると糸絡みの原因になったり、劣化しガイドが割れることもあります。
④ガイドラッピングにクラックは入っていないか?
クラックが入り、スレッドが乱れるとガイドが外れる原因となります。
⑤ブランクス全体を見て、ブランクスに達するような深い傷はないか?
ブランクスは傷を見てみて、ブランクスに大きく影響するほどの深いキズがあるか否かになります。
ちょっとした擦り傷程度なら問題ないですが、塗装面よりも深いブランクスにまで達する傷があるとロッドに負荷がかかった時に折れる原因ともなります。
⑥ティップからベリーにかけて、一番曲がるポイントに多くの傷はないか?
特に継ぎ目の前後は、ロッドが曲がった時に力の一番かかるポイントなので傷があまりに多いとファイト中に折れる危険もあります。
⑦グリップの汚れや傷、凹みなど酷くないか?
グリップ素材にはコルクやEVAとありますが、こちらの状態を見ればロッドの使用した時間と比例するので使い込まれているか否かが分かります。
中古リールの選び方【購入する時の6つのポイント】
中古リールと言うのは、外見が例えキレイであっても中身と言うのは実際に釣行で使ったりしてみないと分からない部分も多いです。
中身が見えないリスクは常にあるので、最悪はオーバーホールや修理に出す覚悟が必要となります。
実際に空巻きしてみて、少しでも違和感を感じるようならヤメておくようにしましょう。
①外装の傷み具合
外装の傷みの程度を見ることで、全オーナーがどの様な使い方をしていたのか分かります。あまり傷が多い場合だと、大切に扱われていなかった可能性が高く普段からメンテナンスをしてたかどうかも怪しいです。
②リールのハンドルを回して違和感がないか?
リールを空巻きして、ハンドルのガタつきや回した時に手元に感じるシャリ感、ゴリ感を感じた時はリール内部のオイル、グリス切れや塩ガミしている可能性もあり、最悪はギアが破損していることもあるので論外です。
③スプールエッジに傷は無いか?
スプールエッジに傷やくぼみがあると、キャストした時にラインが傷やくぼみの入ったエッジに擦れて、ラインを傷めてしまいラインブレイクの原因となります。
そこまで深い傷でなければ、紙ヤスリを使った処置も出来ます。ただ、下地が出るので見た目は少し不格好になりますが。
④ラインローラーはスムーズに回転するか?
ラインローラーは最も海水の影響を受けやすい部分となっており、釣行後の洗浄やメンテナンスを怠ると塩で固着し回転が鈍くなります。
⑤ベール戻りはスムーズか?
釣りをする上で特にルアーフィッシングでは、ベールを頻繁に返したり、戻したりするのでベールに異常や違和感があるとストレスになったり、最悪の場合はキャストする時にベールが勝手に戻りロッドを破損させることもあります。
⑥ドラグはしっかり効いているか?ドラグ音は鳴るか?
ドラグノブを締めて、しっかりとドラグが効いたり緩まったりするか確認するようにしましょう。ドラグを回した時にドラグ音が鳴るかも注意が必要です。
中古店でドラグ音が鳴らないだけのリールが格安で売られていたので購入し、自分でピンを取り付け使っていますが、かなりお買い得でした。
これらのポイントを注意し、もし分からないことがあれば店舗ならスタッフに質問すれば丁寧に教えてくれます。
まとめ
中古釣具の良さは何と言っても、リーズナブルな価格、掘り出し物を見つける楽しさです。
しかし、リユース品であるのでメーカーの保証が受けれなかったり、古い物だと部品の供給が終了していたりと言うデメリットもあります。
購入するのにも、この記事で読んでもらって分かるように様々な注意点があります。
フリマサイトなどで購入する場合を除いて、可能な限りは自身で手にとって確かめることがハズレ品の購入を避けることです。
僕自身も色々な中古釣具を購入し、失敗もあれば良品をリーズナブルに手に入れることもあります。そんなガチャ要素的な所も面白さを感じているんですが。
この記事のポイントを踏まえて、良い釣具と巡り会えると良いですね。