「ちょい投げ釣り」とは、釣り初心者の方やお子さんでも簡単に始めることが出来ます。
「ちょい投げ釣り」は本格的な投げ釣りとは違い、小さな重りの付いた仕掛けを軽く投げるだけで様々な魚種を釣ることが出来る釣りです。
竿やリールを新しく揃えなくても、他の釣りで使用しているタックルをそのまま代用できるので有り難いですね。
ちょい投げ釣りから釣りを始めてみようと思ってる方は、ロッドとリールがセットになっているのもあるので後ほど紹介します。
ちょい投げ釣りで、どんな魚が釣れるのか?
キス
ちょい投げ釣りの代表的なターゲットと言えばシロギスです。
砂底を好む魚で、身も淡白で美味しく天ぷらなどの料理で美味しく食べれます。
ハゼ
河口や堤防でよく釣れる魚です。
ハゼは動く物に興味を示す習性があるので、こまめに仕掛けを動かしてあげると釣果アップに繋がります。
カレイ
カレイは海底が砂地であることが条件です。
砂地に潜みエサを捕獲するので、海底が砂地である場所を狙うようにしましょう。
カサゴ
カサゴは根魚で海底のストラクチャー(障害物)の近くにいます。
なので、根掛りがあるような場所にカサゴが潜んでいるポイントとなりますがストラクチャーがあると言うのは根掛りをし仕掛けが無くなる可能性もあり注意が必要です。
仕掛けを無くしても大丈夫なように、予備に何個か用意しておくと良いです。
ベラ
見た目は熱帯魚のように鮮やかで見るからに食べれなさそうな魚ですが、身は柔らかく味はアッサリしてとても美味しい魚らしいです。
僕は見た目が受け付けないので、食べたことはないですが汗
必要な道具(タックル)
竿(ロッド)
ルアーマチック S86ML(シーバスロッド)
FCS-832E(エギングロッド)
ロッドの長さは2メートルから3メートルまでの長さが扱いやすく、オモリ負荷は5号から8号の重さを扱えれば問題なく使用できます。
僕のオススメはエギングロッドかシーバスロッド。
汎用性も高く様々な釣りにも対応出来るのでオススメ!
ロッドとリール、小物などが一通り揃ったセットもあるので釣りが初めての方はこちらのような商品を購入すれば手間いらずかと。
リール
レブロス LT3000D-C
リールの番手は2500番か3000番のスピニングリールでルアー釣りに使っているのがあれば問題なく流用出来ます。
ライン(釣り糸)
ナイロンライン ジャストロン DPLS 500m 2号
巻くラインは2号から3号程度あれば十分です。
ジャストロン フロロ 300m 2号
仕掛けとエサ
仕掛け
ライトショット 立つ天秤 スマッシュ
ささめ針 ちょい投げ2本鈎 7号
5号から8号程度のオモリ、針サイズが6号か7号ほどの仕掛け針が「ちょい投げ釣り」の基本セットになります。
ささめ針 ちょい投げセット K-017 (キス 仕掛け)
ちょい投げ釣り専用にオモリと針がセットになっているのもありますので、選び方が分からない方はそちらを購入してもいいです。
釣り餌
ちょい投げ釣りの基本的なエサは虫エサになります。
赤イソメ
青イソメと比べると細いので食い込みが良く、キスやハゼの数釣りで使われるエサになります。
青イソメ
赤イソメよりも太く長く、魚に対するアピール力も高いのでエサを目立たせたい夜釣りなどで良く使われます。
しかし、イソメって見た目もグロく僕も使い始めの頃はキャーキャー言って涙目ながら針に付けてました。
付ける時に口を開けて咬み付こうとする姿はモンスター。
手も汚れずに咬み付きも回避出来る便利アイテムがこちら
ガルプ!イソメ太身4 (ソルトワーム)
そんな虫エサが苦手な方には、人工イソメなるものも発売されているので、そちらを使う方がストレスありません。
パワーイソメ (中) M 青イソメ ワーム
ただ、虫エサなら勝手に水中で動いて魚に対してアピールしてくれるのですが人工イソメに関しては自分で誘いを入れてあげる方がいいです。
釣れる時期と時間帯
ちょい投げ釣りの良く釣れる時期は春から秋(4月~11月)の水温が高い時期が最も適しています。
春頃の暖かくなる頃から、初夏の産卵の為にキスが接岸し始め夏頃からハゼも良く釣れだします。
おすすめの時間帯は、朝から夕方までの間です。
特に朝夕のマズメ(徐々に明るくなったり、暗くなったり)の時間帯は活発にエサを捕食するので、一番釣れやすい時間になります。
夜釣りでも釣れるのですが、日中に比べると少し釣果は落ちますね。
ちょい投げ釣りのポイント
堤防
堤防は潮通しが良いので、様々な魚種が狙え足場も良いので家族連れの方などは特に釣りやすい環境になります。
サーフ(砂浜)
シロギスをターゲットにするなら、やっぱりサーフが一番です。
狙い目は少しでも変化のある所「波が大きくたっている所やブレイクのある所」を狙うようにすれば釣果が上がります。
河口
ハゼは河川の河口域周辺といった塩分濃度の低い汽水域で釣りやすいです。
特に海へ流れ込む部分は地形の変化も多く絶好のポイントとなっています。
誘いのコツとアワセ方
仕掛けを投げ、海底まで沈めた後は放置するだけの「待ち釣り(虫エサ限定)」をしてもいいんですが、仕掛けを手前にゆっくり引くように底を「ズル引き」すれば広範囲を探るうえアタリも手元にしっかり伝わるのでアワセもしやすくなります。
ズル引き(ボトムクロール)とは、ゆーっくりとロッドを立てて底を這わすような感じで動かすアクションです。
ロッドが上まできたら糸ふけをリールで巻き取り、また同じようにロッドを立てるようにします。
魚がエサに食いついてくるとコツコツとしたアタリや、クンッと竿先を曲げるようなアタリを感じることがあるので、その瞬間にアワセるようにして下さい。
まとめ
ファミリーフィッシングと言えば、最初に思い浮かべる釣りがサビキだと思います。
しかし、サビキで狙うアジやイワシなどは回遊魚となるので回って来なければ釣ることが出来ません。
その点、ちょい投げ釣りは回遊魚ではなく居着きの魚など様々な魚種を狙えるのでボウズ率は低いです。
せっかく釣りに来たからには魚は釣れた方が楽しいですよね?
初めて釣りをされる方にもオススメ出来る一つが「ちょい投げ釣り」なので、是非こちらの記事を参考に色々な魚を釣って楽しんでもらいたいです。