今回の記事は初心者の方でも、比較的簡単に釣ることの出来る堤防からのコウイカエギングについて説明していきたいと思います。
こんな方にオススメの記事です
- コウイカって、どんなイカなの?
- コウイカを釣る為の道具は何が必要?
- 釣れる時期やポイントが知りたい。
- アオリイカのエギングは難しいけど、コウイカなら簡単なの?
アオリイカのエギングと違って、ロッドをビュンビュンするアクションが必要ありません。
アオリイカのアクションはテクニックが必要となってきますが、コウイカの場合は底まで沈めて少し巻いては止めての繰り返しですからね。
お子さんや釣りに慣れてない方でも簡単に始めることが出来ますよ。
コウイカって、どんなイカ?
左がコウイカで、右がアオリイカとなっています。アオリイカと比べて見た目はラグビーボールのような感じになるので、釣れても一目で分かりますね。
コウイカとは別名「スミイカ」とも呼ばれています。スミイカと呼ばれるだけあって、大量の墨を吐くことが特徴の1つです。
このコウイカが吐く墨が「イカスミパスタ」に使われている墨になります。身の方はお好み焼きや焼きそばに入れると美味しく食べれます。
刺し身では、アオリイカに比べると甘みは少し落ちますが食感がコリコリしていて、それはそれで美味しいです。
コウイカの骨(甲羅)は、アクセサリーとして使われたりインコや亀のエサにも使われます。
コウイカエギングのタックル
コウイカエギングのタックル
タックルはエギング用のロッドとリールで大丈夫です。
まだエギング用のタックルを揃えられていない方はこちらの「エギングに必要なタックル紹介」の記事にて、コスパの高いタックルを紹介していますので、是非参考にして下さい。
エギングロッド以外でも、シーバスロッドやバスロッドでも代用は可能です。
- 硬さは「MLからMクラス」
- 長さは「6ftから9ft (約1.8mから2.7m)」
コウイカを狙う為のエギ
コウイカ専用のエギもありますが、アオリイカで使っているエギでも何の問題もありません。
エギのサイズは2.5号から3.5号を用意しておくと色々な状況に対応出来ます。
カラーはピンク、オレンジ、グロー系をメインで、その日の状況に応じて選ぶようにして下さい。
コウイカは底を狙う釣りなので、根掛りすることも考えて安いエギや中古のエギで良いです。
- 号数は2.5号から3.5号。
- 中古の物や安いエギがオススメ。
TSURIVALE エギセット
コウイカエギング用のエギカスタマイズ方法
コウイカは底を狙うので、手返し良く釣る為に少しカスタマイズします。
必要な物
- エギ (2.5号から3.5号)
- ナス型オモリ (2号から3号)
- ヒートン (100均の手芸コーナーにあります。)
- 捨て糸 2号 (100均の釣具コーナーにあります。)
- 接着剤 (100均の工具コーナーにあります。)
①まずエギに付いている錘(シンカー部分)をペンチなどで取り外します。その時に布地が少しめくれた場合は、接着剤で保護してあげると良いです。
②外した錘より少し後ろにずらした所にヒートンを取り付けます。
③ヒートンとナス型オモリを捨て糸(5cm~10cm)ほどの長さに調節してくくりつけて完成。
底を攻める釣りなので、もし根掛りしたとしても捨て糸が切れるだけでエギは回収出来ます。
いくら安いエギだとしてもロストするのは手痛いので、犠牲はナス型オモリのみのカスタムです。
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ヤマシタ(YAMASHITA) エギーノもぐもぐ サーチ
コウイカの釣れる時期とポイント
コウイカの釣れる時期
コウイカはオールシーズン釣れますが、堤防などのショアから釣れるのは春と秋です。
4月から6月頃
- この時期は産卵期となるので、大型のコウイカが釣れやすくなります。沖の深場から接岸してくるのがこの時期になります。
10月から12月頃
- この時期は少し成長した子イカのシーズンとなります。
コウイカの釣れるポイント
主にコウイカは砂地や泥底を好んで生息し海底に潜んでいます。
コウイカの好みそうなポイントをいくつか紹介しますね。
- 海水浴場などの砂地。
- 砂浜や砂地に隣接している漁港。
- 水深は10mほどの水深のあるポイント。(5mほどの浅場にもいる時はありますが、水深がある方が良いです)
- 透明度の低い穏やかな湾内は特に良い。
- 面積が広く真っ黒な墨跡のある場所。(アオリイカの墨跡は少し茶色がかっていて線上になっている)
コウイカエギングでの釣り方
コウイカの釣り方はとってもシンプルです。
- まず、エギをキャストして底まで完全に沈めます。
- 着底後、少し待ってから「底を這わすイメージ」でハンドルをゆっくり回してズルズル引くようにします。
- たまに止めて、少し待ってはズルズル這わすように動かしての繰り返しになりますね。
アオリイカエギングと違い、ロッドをビュンビュンするアクションは必要ありません。
コウイカエギングとは「放置して待つ釣り」なんです。
コウイカは動きが遅い為、エギを見つけたコウイカがしっかり抱くまで待ってあげないとダメです。
コウイカのアタリは分かりやすいものから、分かりにくいものがあります。違和感があればアワセるように心掛けるようにしましょう。
アワセをミスしても、コウイカは何度か抱きにこようとするので、アワセ損ねた時はそのまま暫く放置しておくと良いです。
コウイカエギング【まとめ】
コウイカエギングは特別なテクニックは必要なく、「投げる→沈める→ズル引く→待つ→ズル引く→待つ」を繰り返すだけの釣りになるので、お子さんや女性の方でも簡単に釣ることが出来るターゲットです。
メインとなるエギも高価な物を使わなくてもコウイカなら余裕で釣れます。貪欲なイカなのでアオリイカと違い、その場に居たらエギを抱きにくるんでしょうね。
簡単に釣れるし、食べても美味しいコウイカを友達や家族と楽しく釣ってみましょう。
ただ、釣り上げた時の吐かれる墨にだけは注意して下さい。