ポイントを頻繁に変えてランガンする釣りでは、フック(ルアー等)をブラブラさせて歩くと、フックが引っ掛かってしまい外すのに大変な思いをしたり、悪いことに他の人に引っ掛けて怪我をさせてしまうケースもあります。
ロッドを破損させてしまうこともありますしね。
かと言って、こんな感じにロッドのガイドやリールのベールにフックを掛けると大切なタックルに傷が入る心配があります。
そこで活躍するのが「フックキーパー」です。
フックキーパーを付ければ、ランガンでのポイント移動の際でもフックをブラブラさせず安全に移動できます。
フックキーパーと結束フックキーパーの違いとは?
一般的なフックキーパー
過去にもフックキーパーは使っていたんですが、釣行後にタックルを洗浄する時「あれ?フックキーパーが無くなってる!?」なんて事も何度かあり、それ以来はフックキーパーを付けるのをヤメていました。
今まで使っていたフックキーパーはゴム製のOリングでフックキーパー本体を固定するタイプだったので、タックルを運んでる最中やゴムの劣化(伸び?)によって外れてしまうことが多々ありました。
外れないにしても、ロッドの径によっては先端に向かってズレていくこともしばしば。
主に販売されているフックキーパーは、画像のようなOリングで固定するタイプが大半です。
結束フックキーパーって、どんなの?
簡単に説明すれば、Oリングを使わない結束バンド(インシュロック)タイプのフックキーパーです。
結束バンドになっているので、自らが切って外そうとしない限りは外れるようなことはまず無いです。
注意しなければならないのが結束バンドだけのタイプも販売されているのですが、結束バンドだけではアジングロッドなどの径が細いロッドに装着しても締め込める限度があるので、きちんとロッドに固定されないことがあります。
そんな問題を解消するのが結束フックキーパーとセットで入っている「滑り止めゴム」です。
結束フックキーパーを締め込む際に、滑り止めゴムを挟んであげるとそんな問題が解消されます。
結束フックキーパーの詳細スペック
結束フックキーパー全長 | 150mm×幅4mm |
滑り止めゴム全長 | 130mm×幅7mm |
入数 | 結束フックキーパー5本・滑り止めゴム2本 |
対応ロッド径 (結束フックキーパー単体) | ~35mm |
対応ロッド径 (滑り止めゴム利用時) | ~33mm |
結束フックキーパーのメリットとデメリット
結束フックキーパーのメリット
知らないうちに外れて無くなることがない
何度も繰り返していますが、結束バンドなので知らないうちに外れて無くなるなんてことはありません。
他のフックキーパーのように、余計な出っ張りがないので引っかかるトラブルがない
Oリング固定タイプを使っていた時に、何度かあったのですが、、キャストした時にフックキーパーの出っ張りにラインが絡みキャストミスをしたり、最悪の場合はラインブレイクしたこともあります。
しかし、結束フックキーパーは出っ張りが少ないので余計なトラブルの心配がありません。
気を使わずにキャストすることが出来るようになりました。
結束フックキーパーのデメリット
簡単に外せない
デメリットは、フックキーパーを外したくなっても簡単に外すことは出来ません。
インシュロックで完全固定されているので、ニッパなどで切断しないと無理です。
この時にロッドのブランクスを傷付けないように気を付けて下さい。
一度付けてしまえば、よっぽどのことが無い限り外すことはないと思いますが。
結束フックキーパーの取り付け位置と付け方
画像の順に説明させて頂きます。実際に取り付けてみた時に感じた注意点も話しておきます。
①カットするポイントに印を付ける
最初に滑り止めゴムをカットするのですが、取り付ける位置のロッド径に合わせ印を付けます。
取り付ける場所は、写真を参考にしてもらうと良いです。
グリップより1cmから2cmほど離して下さい。あまりグリップに近すぎる所に取り付けてしまうと、フックを掛けようとしてもグリップが干渉して掛けにくくなるので。
②カットする
画像では、印を付けた場所から10mm短いところでカットするとなっています。
カットした後に取り付ける位置に一度、巻き付けてみて10mmの空きがあるか確認しておいた方がいいです。
僕はここで確認せず、結束フックキーパーを取り付けたら少しゴムが長かったせいで、締め付けると余分に長かったゴムが潰れた感じになってしまい見た目が悪くなってしまいました。
③滑り止めゴムと重ねて締め込む
結束フックキーパーとゴムを重ねて巻きつけるポイントですが、ここで締め付けていくと後戻りが出来ません。
仕上がりをキレイにするのなら、滑り止めゴムの長さの調整はここが最後になります。
気持ち短め(2mmくらい)の方が結束フックキーパーを締め込んだ時、良い感じになります。
滑り止めゴムの調整が終われば、めいっぱい結束フックキーパーを締め込んで下さい。
④余った部分をカットする
最後に余分な部分をカットするんですが、これはハサミではなく爪切りでカットしてあげるとキレイな仕上がりになります。
結束フックキーパーにプラスチックのペラペラしてるバリ?のようなものが付いている場合は、ライターで軽く炙ってから指で引っ掻いてあげると簡単に取れます。
本体の両側から、うっすらしたバリ?が出ているの分かるでしょうか?
【まとめ】結束フックキーパーを使ってみて
頻繁に取り外すことを考えなければ、この結束フックキーパーはシンプルな作りですが、とても良く出来たアイテムです。
知らないうちに外れることはもちろん、ティップ側にズレることも無く、キャストの時のトラブルもありません。
価格も数百円と安く、5本入っているのでコスパに優れたフックキーパーです。
こちらの記事を読んで、気になった方は是非使ってみて下さい。