今回は、冨士灯器から発売されている「ゼクサス FLASHER ZX-130」を購入したのでレビューを兼ねて商品の説明していきたいと思います。
こちらの商品は主にサーフでのウェーディング中の使用を目的として考えられたアイテムになります。
例えば、夜の真っ暗な海にキャストをしたら、ウェーディング中の人にルアーが当たって怪我をさせてしまった。
逆に自分が当てられてしまった。と言う事故は少なからずあります。
自分の居る場所を他の釣り人に目視で分かりやすく知らせると言うのは、不意な事故を防ぐ為に必要なこととなってきます。
僕はウェーディングをすることは無いですが、堤防などの釣りにおいてもナイトゲーム中は自分の位置を知らせることは大切なことだと思い購入に至りました。
ZX-130 “FLASHER”のスペックと使用方法
ZX-130 基本スペック
明るさ | 10ルーメン |
カラー | ブラック |
使用光源 | SUPERマルチカラーLED |
点灯時間 | 約72時間(アルカリ電池使用時) |
本体サイズ | 約 幅23x高さ72x奥行23mm |
視認距離 | 約100m |
質量 | 約10グラム(電池別) |
点滅は、1分間に60回点滅(60BPM )です。
0.5秒点灯0.5秒消灯を延々と繰り返します。
ZX-130 使用方法と取り付け位置
電源をON-OFFするスイッチは無く、キャップを閉めてON、緩めてOFFとなる仕様です。
そしてOFFするごとに、赤点滅⇒青点滅⇒緑点滅と切り替わっていくようになっています。
紹介しているZX-130は、点滅のみとなっているので簡易的なライトとして使用することは出来ないので注意して下さい。
真っ暗闇で「僕はここに居るよ!」と光でアピールする為だけのアイテムとなります。
取り付ける場所はゲームベストの背中側にあるD環になります。出来るだけ取り付ける位置は高い方が他の人から見て視認性が良くなっているからです。
釣りだけでなく、夜間のウォーキングや自転車に乗る時なんかにも取り付けておくと便利ですね。
ZX-130の残念なポイント
カラビナと本体の繋ぎに問題あり
様々なレビューを見ていて、多く目につくのは「本体に取り付けている接続リングがすぐに錆びる」と言う点。
カラビナに関しても、100均で売っているような質感なので実際に使い続けていくには少し不安が。
怖いのが錆びて劣化していることに気付かず使用していて、知らないうちに外れて無くなっていたなんてことにもなりかねません。
購入してすぐにリングはステンレス製、カラビナはしっかりした物に交換する方が安心だと思います。
ステンレスリングはホームセンターで数円ほどで売っているので、すぐに交換することをオススメします。
海で使用することを前提として作られているので、メーカーには細かい所までちゃんと作り込んで欲しい物です。
本当にIPX7相当かが疑問
メーカーでは「水深2m対応の完全防水仕様」となっていますが、そもそもIPX7の防水規格は「一時的 (30分) 一定水深 (1m) の条件に水没しても内部に浸水しない」となっています。
メーカー表記では、水深2mまでなら制限なく水に浸かっていても大丈夫です。と勘違いしてしまいそうな記載のされかた。
実際に電池を入れるのにキャップを外して見てみたんですが、正直「これで本当にIPX7相当なの?」と疑問に思いました。
接続部に防水パッキンが別に取り付けてあるわけでもなく、グリスのような物が少し塗られているのかな?
僕はサーフで水に浸かるような釣りはしないですが、ウェーディングを目的とした釣りの使い方の割には防水がお粗末な気がします。
壊さない為にも「防水」ではなく「防滴」程度と考えておいた方が良いかもしれません。
ZX-130の良かったポイント
3カラーセレクト搭載
赤、緑、青と3色のカラーがあるので、その日の気分で色を変えてみたり、何人かの仲間で持っていればカラーで何処に誰がいるのかを判別しやすくなります。
明るさも10ルーメンなので、眩しすぎることもなく丁度良い光量です。
小型で軽量
コンパクト設計で、とても軽く作られているので取り付ける場所を選ばず、釣りをしていても邪魔にもなることはないです。
【まとめ】ZX-130“FLASHER”を購入してみて
残念なポイントが少し目立つレビューでしたが、取り付け金具さえ最初に交換すれば特に問題も無く使用出来ます。
実際、ナイトフィッシングで使用しましたが一緒に行った友達には「何処にいているかすぐ分かる」と言われ、夜間での効果は抜群のようです。
ヘッドライトを点けずに釣りをしていると、ポイントに誰もいていないと思い、他の釣り人がよく来ることがありましたが、マーカーを点けてからは人は来なくなりました。
夜のウェーディングや釣りに限らず、アウトドア、ウォーキングなどでも付けておくことで未然に事故などを防げると思えば安いものです。